歯周病予防・矯正など女性専門の歯医者
大阪府泉大津市のとしな歯科

【「知らなかった」を撲滅する歯医者】

おすすめ

“直す”より“治す”

 

自然治癒力を最大限に活用させる

 

“女性専門”削らない歯医者 年名 淳です

 

 

今日のブログは、2,642日目♪

 

 

地球は大きい!

 

日本は正月2日でも

 

アメリカは元旦です!

 

 

 

 

10年ほど前に

 

アメリカ西海岸のロサンゼルスで

 

家族とお正月を迎えたことがあり

 

その時のエピソードをお話しします。

 

 

 

 

日本との時差は

 

ニューヨークやマイアミなど東海岸は14時間

 

ロスやサンフランシスコなど西海岸は17時間です。

 

 

ニューヨークでは

 

日本の元旦の14時に年が改まります。

 

 

 

テレビでも大々的に

 

熱狂的なカウントダウンを報じています。

 

おごそかな日本の年始とは大違いです。

 

 

 

 

一方

 

ロスでは3時間遅れの(日本の)17時です。

 

ところが

 

テレビでは「LIVE」と表示されながら

 

ニューヨークのカウントダウンを放映しています。

 

 

 

 

日本では全国時差がないので

 

東京でも札幌でも那覇でも同時なので

 

こんなシーンに違和感はありません。

 

 

 

 

でも

 

タイムゾーンの違う

 

同じ国内でも3時間の時差があるのに

 

「なぜ西海岸の元旦0時に

 

ニューヨークのカウントダウンが?」

 

と思ったことがあったのですが…

 

 

 

 

答えは

 

やはり「録画放映」でした。

 

 

 

知らなかった…です。

 

 

「知らなかった」と言えば…

 

「あの時に聞いていればよかったのに…」

 

という後悔をしたことはありませんか?

 

 

 

「少額追加していたら

 

『延長保証』サービスを受けられて

 

今回のトラブルに適用されて無料だったはず」

 

 

とか

 

 

「そんなメリットがあるなら

 

一時の我慢なら受け入れたのに…」

 

 

など

 

 

 

売り手(プロ)と消費者(素人)の間に

 

「日常の違い」や「知識差」があるせいでしょう。

 

 

 

 

“売る側”は

 

取り扱う商品やサービスと毎日付き合っていて

 

“買い手”の感覚とズレてしまいます。

 

仕事を“惰性でこなしている”状態になると怖いです。

 

 

 

 

また

 

「圧倒的な知識差」があると

 

素人の“買い手”は口出しできません。

 

“自分の買い物”なのに…

 

 

 

 

これら「日常の違い」や「知識差」によって

 

(2点が合わさると“最強”ですが)

 

「知らなかった」が生まれてしまいます。

 

 

 

自分のカラダ(歯)をプロ(歯医者)に預ける

 

歯の治療なんて典型的です。

 

 

 

 

そもそも日本人の場合は

 

特に

 

「歯医者はこわい!」

 

「歯医者へ行きたくない!」

 

と言われる方が多いです。

 

 

 

 

私自身も幼少期や学童期に

 

歯医者も含めて医療機関は怖かったです。

 

 

 

検査や治療行為に関しては

 

怖くても自分のために受け入れるべきものです。

 

 

 

お医者さんや看護師さんの

 

“上から感”の強圧が最も怖いのですが

 

今や私は“こっち側”の人間になってみて

 

それを理解していない人が多いように思います。

 

 

 

 

私たち受け入れる側の医療人の姿勢として

 

患者さんへの対応を改める必要があります。

 

 

 

ただし

 

学生時代や勤務時代を通じて

 

医師も看護師も薬剤師も

 

患者さんを「医療消費者」と定義づけた

 

接遇応対に関するレクチャーを受けることは

 

ほとんどありませんので

 

医療業界全体の問題なんでしょうね。

 

 

 

 

 

 

また他方で

 

家庭において

 

親が子への“しつけ”の中で

 

「言うことを聞かなかったら

 

お医者さんへ行って“注射”してもらうよ!」

 

なんてことも聞かれます。

 

 

 

 

子どもがこんなフレーズを聞かされると

 

行く前から

 

「病院や医者って怖い!」

 

という暗示に繋がります。

 

我が子へのアドバイスなら

 

「病院」とか「学校」などを使わず

 

「自分」を主語にして言えないの?

 

って私は思います。

 

 

 

それに

 

子を想う親ならば

 

「注射してもらうと早く治るよ」

 

とか

 

「注射しなくていいように

 

好き嫌い言わずにちゃんと食べて

 

病気にならないようにしようね」

 

などが

 

適切なアドバイスじゃないでしょうか。

 

 

 

 

脱線してしまいましたが

 

「知らなかった」に戻して本題です。

 

 

もし!この歯について“死刑宣告”

 

すなわち「歯を抜かなければなりません!」

 

担当歯科医から言われたら?

 

 

 

「ものすごく痛んで辛い!」

 

「この歯の痛みがずっと気になる」

 

そんな状態で言われたら

 

「歯を抜いて楽になるならいいっか!」

 

そう納得されるかもしれません。

 

 

 

 

ただ

 

その次の

 

「じゃあ抜いた後は放っておいていいの?」

 

という問題も一緒に考えることをお勧めします。

 

 

 

 

これに関しては

 

“包丁”というキーワードを持って

 

過去のブログをご覧ください↓

 

 

 

 

ということで

 

抜歯することになった場合の想定も必要です。

 

 

 

 

選択肢のどれにするか?

 

を決めるには

 

次の4点で考えていくことになります。

 

「時間」「お金」「カラダ」「ココロ」

 

 

 

「時間」&「お金」

 

この2点については

 

どなたも反射的に思いつく観点です。

 

 

 

前々から「ほしい」と思っていた商品でも

 

毎日の買い物なんかで目の前に現れた商品でも

 

「買うためのお金はあるか?

 

今は足りなくても時間をかけて工面できるか?」

 

など考えますよね。

 

 

 

歯の治療の場合だと

 

完了までの「時間」(=工期)はどれくらい必要か?

 

そのための「時間」をどう作れるか?

 

という感じでしょうか。

 

 

 

 

「カラダ」

 

身体的にその治療を受けられる条件はどうか?

 

たとえば

 

インプラントの場合は

 

「人工歯根をインストール(埋入)したいところに

 

十分な骨があるか?」

 

というテーマがあります。

 

 

 

ムシ歯や歯周病が進行してしまった結果

 

「歯を抜かなければならない」となったものは

 

歯を支える骨も減っていて

 

「簡単にインプラントを入れて完了」

 

という風にならないケースもあります。

 

 

 

一般的な例を挙げると

 

お家を建てたいけど

 

土地(地面)が“やせている”ので

 

まず土壌をしっかりさせる必要がある。

 

そんな感じです。

 

 

 

 

「ココロ」

 

「現状(問題点)や解決の道筋(治療計画)に

 

向き合う精神(メンタル)を整えられるか?」

 

というテーマです。

 

 

 

シンプルに言えば

 

自分のカラダを“赤の他人”に委ねる覚悟

 

ができているか?

 

です。

 

 

 

これは

 

ぶっちゃけて言うと

 

「だまされてもいい」くらいになれるか?

 

なので

 

それにはある程度の時間(コンタクト回数)を掛けて

 

お互いに「相性は合うか?」という見定めが要ります。

 

 

 

 

これら

 

「時間」「お金」「カラダ」「ココロ」

 

の観点で決めることになります。

 

 

 

お家やクルマなど大きな買い物や

 

ボディケア系のメインテナンスメニューの

 

購入を検討するのと同じです。

 

 

 

大切な買い物においては

 

長く快適に使う(生きる)ために

 

「『高い』けど『良い』」

 

「『早い』より『うまい』」

 

という

 

コストパフォーマンスで考えますよね。

 

 

 

ちなみに↑この患者さんは

 

初診当時35歳の女性・K様ですが

 

 

 

抜歯に至った場合は

 

3つの選択肢の中で

 

『高い』けど『良い』インプラント

 

決められました。

 

 

 

ここまで

 

“死刑宣告”から.約4年弱かかりました。

 

 

 

K様が

 

“すっと悩んでいた”とか“決めきれない”

 

というわけではなく

 

 

 

 

プロの私が診たら“ひん死の重症”ながら

 

K様にとっては

 

無症状で何のお困りもなかったからです。

 

 

 

(ムシ歯で歯質が崩れたわけではなく

 

初診時のレントゲン検査で見つけた「内部吸収」

 

という現象で傷んでいる状態でした)

 

 

 

いずれにせよ

 

「歯を抜くこと」

 

「抜歯した後はインプラントで補う」

 

をK様が受け入れられて

 

初めて治療を始めることにしています。

 

 

 

 

条件が整ったところで(当時K様はアラフォー)

 

この第2小臼歯を抜歯しました。

 

 

 

ココで…

事前に私が想定していたことに挑んでみました。

 

 

 

あらかじめK様には

 

「『最終的にはインプラントを埋入する』

 

という予定でまず抜歯をしますが

 

もしも抜いた歯の根っこのダメージが小さければ

 

“再植”という処置を1クッション挟んでみます。

 

 

 

歯の汚染されたエリアをカット(除去)して

 

キレイな部分だけ残して

 

元の場所に戻してみるのです。

 

 

 

いずれにいずれはインプラントが必要ですが

 

まだアラフォーのK様には

 

50年近い人生が残っています。

 

 

 

『もう私は40歳』という意識でしょうけど

 

この第2小臼歯が生えたのが11〜13歳ですので

 

30年程度しか使っていないわけです。

 

 

インプラント義歯はとても有効な治療法ですが

 

この先ずっと使える保証はありません。

 

 

 

ならば

 

“再植”して2年でも3年でも

 

完全に抜歯する=欠損になるのを先送りできれば

 

悪くないと思うので挑んでみます。」

 

 

 

 

どなたも

 

「『一回抜いた歯をまた戻す』!?

 

なんてできるんですか?」

 

と驚かれます。

 

 

 

 

私たち医師が施す外科処置は

 

“カラダの生理が受け入れる”ことをして

 

初めて『治療』と呼びます。

 

“カラダが嫌がる”行為は

 

いくら医師のライセンスを持っていても

 

それは『暴力』あるいは『傷害』行為です。

 

 

 

そんなわけで

 

K様には“再植”という行為を

 

受け入れてくれるカラダの性質について

 

ご説明をしていました。

 

 

 

“ダメ元”

 

とか

 

「うまくいったらラッキー!」

 

なんて

 

専門家として“不適切発言”なようですけど

 

 

 

 

“カラダの生理が受け入れる”行為であることと

 

K様自身が納得されていること

 

これらがあれば挑む価値は十分です。

 

 

 

戻した後に

 

“飛び出る”ことがないように

 

糸を“たすき掛け”にして固定します。

 

 

(丸1日程度安静にできていれば

糸がずれても抜けません。

通常は処置の翌日に傷口の洗浄で受診いただきますが

その時にピンセットで“引っ張って”も抜けませんから)

 

 

 

 

歯の根っこの骨に埋まった部分が少なくて

 

=要は「浅い」ので心配でしたが

 

“カラダは受け入れて”くれて

 

順調に治っていきました。

 

 

 

K様によると

 

「処置直後の痛みとか腫れや

 

『何ヵ月も(患部の)右側では噛めないのかな?』

 

などの不安がありましたが

 

全然大したことはありませんでした。」

 

と喜んでおられました。

 

 

 

 

その後は

 

定期的に担当歯科衛生士による

 

お口の全体的なメインテナンスを受けながら

 

経過を拝見していますが…

 

 

 

 

“ダメ元”で挑んだ当初には

 

考えられないような現状です↓

 

 

 

 

 

“再植”した歯が

 

いつか抜かなくてはならなくなったとしても

 

その歯が“そこに居続けてくれた”ことで

 

“骨が痩せず”に維持できるので

 

 

 

いずれインプラントをインストールする際の

 

好条件も整えておけるという福音もあるのです。

 

(「“骨が痩せず”に」につきましては最後に“付録”でお話しします※)

 

 

 

 

そして

 

何と言っても

 

“再植”した歯がいつまで持つか?」という

 

K様にとっての課題がある(=十字架を背負う)ことで

 

ご自身では「何の不具合も感じない」状況でも

 

年に2〜3回の定期メインテナンスを受けられることで

 

他の歯の問題もチェックできて

 

「早期発見→早期治療」や

 

「早期発見→注意点の共有と経過観察」という

 

“上手な歯医者利用”が実践できているのが有意義です。

 

 

 

 

私たち人間がバランスの取れた生活を営む上で

 

「ちょっとした問題」を抱えているのがちょうどいい

 

という証にもなったようにも思います。

 

 

 

 

今回のK様とは

 

初診から間もなく15年を迎えるお付き合いで

 

“再植”してから10年余りです。

 

 

 

 

「歯の治療を担当する」私の出番はほとんどなく

 

10年以上担当している歯科衛生士の方が“主治医”

 

という感覚です。

 

 

 

 

 

もはや

 

「いつか歯を抜いてインプラントにする」

 

ということを三者とも忘れてしまっている!?

 

そう言っても過言でないほど好調です。

 

 

 

 

振り返ってみると

 

初診当時に

 

アラフォーでインプラントか?

 

というK様のテーマが

 

 

 

今は

 

アラフィフでもまだインプラントじゃない!

 

という夢のような状況を維持できてスゴい!

 

 

 

 

“再植”恐るべし! です!

 

 

 

 

今日お伝えしたいのは

 

“再植”のことを

 

「知らなかった」

 

「あの時に聞いていればよかったかも…」

 

と悔やませたくないことなんです。

 

 

 

 

治療の好結果とは

 

完全にカスタマイズしたものになりますので

 

お一人お一人で全く違います。

 

 

 

患者さんご本人が“主役”で

 

いかに私たちプロの良いところを活用するか?

 

 

 

これは今後(未来)も変わらないテーマでしょう。

 

 

 

決して簡単ではないと思いますが

 

ご自身に合う歯医者さんを見つけて

 

じょうずに利用してくださいね。

 

 

 

 

 

※「骨が痩せる」の解説です。

 

あごの骨の中で

 

歯が植えられている部分を「歯槽骨」と呼びます。

 

 

 

その字のとおり

 

“歯を収めている”骨なので

 

歯が無くなる(抜歯する)と

 

骨は痩せていきます。

 

 

 

抜歯後にインプラントを考えるなら

 

その骨が“痩せすぎない”うちに入れるのが

 

少しでも条件を悪化させないために

 

取った方が良い対策です。

 

 

余談でしたが

 

これも多くの人には「知らなかった」ことですよね?

 

 

 

 

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“直す”より“治す”
削らない歯医者

                                               
名前年名 淳
住所大阪府泉大津市

Profile

 噛めない辛さ、歯をなくす不安や「何かしみる」などの歯の悩み、「もうどうしようもない...」と諦めていませんか? 当院はそうした患者さんをたくさん完治させております。 その秘密は、当院独自の診療スタイルにあります。 具体的には

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  • (6)キャリア 34年のベテランドクター

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