【歯医者の正しい使い方】

痛い！痛い！

 

 

「59年ぶりの関西ダービー」と言われる

 

プロ野球日本シリーズが開幕しました。

 

 

私が1歳になる直前ですので

 

当然覚えていません（笑）

 

 

 

その初戦は阪神・タイガースが勝って

 

オリックス・バファローズは敗戦！

 

「痛い！」大敗でした…

 

 

正直なところ

 

どっちも応援しているので

 

最終戦まで楽しみたい気分です♪

 

 

こんにちは！

 

“直す”より“治す”

 

自然治癒力を最大限に活用させる

 

“女性専門”の削らない歯医者　年名　淳です

 

 

さてさて

 

痛い！と言えば歯痛（はいた）は困りますね。

 

 

 

 

 

下の奥歯が痛い！

 

仕事が忙しいから

 

今日１回で直して！

 

と受診された33才女性のT様

 

 

ムシ歯が結構深いのですが

 

どうしましょ？？

 

そもそも

 

ムシ歯はC１からC4までの段階があり

 

 

C2：象牙質までのムシ歯か？

 

C3：神経（歯髄）まで感染が及んだムシ歯か？

 

 

T様の場合は、微妙…

 

神経を残せる可能性はある（C2）

 

 

 

でも

 

１回だけで何とかしなきゃならない?なら

 

神経抜いたら確実に痛みは消えます。

 

「早くして！」

 

というご本人のリクエストに応えるなら

 

依頼を受ける立場の私たち歯医者は

 

神経を抜いてあげるのが良い…

 

 

かもしれませんが

 

ホントにそれでいいの？

 

神経の意義や価値をご存じですか？

 

神経を抜いたら痛みはなくなります！

 

ホッとするでしょう

 

ひどいムシ歯ならしょうがない…です。

 

 

カンタンに

 

神経を抜く！

 

って決めていいですか？
T様の場合…

 

C2：象牙質までのムシ歯か？

 

C3：神経（歯髄）まで感染が及んだムシ歯か？

 

 

 

微妙なんですね…

 

神経は仮の名で

 

本名は歯髄（しずい）と言います。

 

 

“血がかよった”組織なんですよ。

 

もちろん知覚神経も入ってますが

 

これを取っちゃうと

 

血行もなくなり

 

歯の寿命は一気に短くなります。

 

 

 

 

「早く治療して」と言われたT様に

 

「ちゃんと治す」選択肢を提示しました。

 

 

 

神経を残せるかどうか？

 

やってみないと分かりませんが

 

T様のこの奥歯に対して

 

ギャンブルするわけじゃありません。

 

 

 

「早く直すのと

 

ちゃんと治す

 

どっちがいいですか？」

 

とお尋ねしました。

 

 

 

「ちゃんと治したいので…通います」と

 

治療してみると

 

予想通りムシ歯が深く…

 

悪い部分を全部取っちゃうと

 

神経を抜くことになる…

 

そんなダメージの大きさでした。

 

 

 

そこで

 

悪いところを全部は取り切らずに

 

お薬でしばらく様子をみる方法を

 

トライすることにしました。

 

 

神経（歯髄）を温存するために

 

しばらく放置して

 

３～６ヵ月後に

 

改めてムシ歯の部分を取ってみます。

 

 

 

かなり専門的なお話ですので

 

「ふ～ん」という感じの

 

分かるような＆分からない話だと思いますが

 

歯だって買い替えの利かない“臓器”です。

 

 

 

それを守れれば良いと思いませんか？

 

 

 

 

以上

 

今日のブログは2,941日目でした♪