【歯医者なので「インプラント」も提示するけど…】

“直す”より“治す”

 

自然治癒力を最大限に活用させる

 

“女性専門”の削らない歯医者　年名　淳です

 

 

「痛くないのに抜歯しなきゃならない!?」

 

ショックですよね…

 

 

 

“神経（歯髄）が無い歯”の宿命なんですけど…

 

痛むことがないので

 

知らないうちに悪くなるんですよね。

 

 

 

10年とか20年かかってゆっくり…

 

 

当時52歳の男性・T様です。

 

上あごの犬歯は

 

ブリッジ（橋義歯）の土台として“お仕事”しています。

 

 

 

 

それが12年後…

 

 

定期メインテナンスの際のレントゲン検査で

 

根っこが崩れているような異常が見られました…

 

 

 

T様にご説明して

 

ブリッジ（かぶせ物）を外してみました。

 

 

「あ〜ぁ…

 

痛くもないのに

 

知らない間に

 

こんなボロボロ…

 

これじゃ抜かなければならない…」

 

 

 

 

実際にこの状態を直視したT様は

 

抜歯を覚悟されました。

 

 

 

 

「じゃあ抜きましょうか」

 

 

 

 

いや！

 

その前に…

 

「抜歯した後はどうするの？」

 

それも決めておかなければなりません。

 

 

 

 

「歯医者が一方的に決めるのではなく

 

選択肢を提示して

 

患者さん本人が納得づくで決める」

 

私たちはサポート役です。

 

 

 

 

 

この先どうするか？

 

 

抜歯しなきゃならない…

 

 

それはしょうがない…

 

「あきらめました…」

 

「抜いてもらって構いません」

 

 

 

歯の“持ち主”である患者さんご本人の

 

納得（ある意味「あきらめ」）が大事！

 

 

 

相談の時間を取り

 

ご本人にしっかり向き合っていただきます。

 

 

完全な“受け身”“おまかせ”はダメです！

 

 

 

だって

 

ご自分のことじゃないですか！

 

 

 

 

考えること自体は面倒かも知れませんが

 

実際治療完了してから

 

振り返ってみると

 

大した時間ではありません。

 

 

 

 

次に

 

「抜いた後はどうする？」も

 

決めておくことが必要があります。

 

 

 

歯が失くなることで

 

「食べる」という機能（そしゃく機能）が落ちます。

 

 

 

一つの部品の不調や破損で

 

機械の動きがおかしくなり

 

そのまま使い続けていると

 

他の部品にも悪影響が及んだり

 

機械そのものがひどく不調になる…

 

 

 

それと同じで

 

放置しておくとヤバいですよね。

 

 

 

 

 

抜歯後の選択肢は…主に次の3つです

 

☆ブリッジ（橋義歯）

 

☆インプラント（人工歯根）

 

☆入れ歯（床義歯）

 

 

 

 

 

 

☆T様がブリッジ（橋義歯）を選ばれる場合

 

 

歯が2本分欠損することになるので

 

前歯2本とも土台として“駆り出され”ます

 

 

 

何の問題もないキレイな歯がキズ物になる…

 

 

 

この点では

 

インプラントには大きなメリットがあります。

 

 

 

☆T様がインプラントを選ばれる場合

 

2本埋めなければなりませんが

他の歯のダメージ（削ること）がないので

 

健全な歯を守れる！

 

これがインプラントの一番の強みです！

 

 

 

 

 

改めまして…

 

抜歯後の選択肢は

 

☆ブリッジ（橋義歯）

 

☆インプラント（人工歯根）

 

☆入れ歯（床義歯）

 

 

基本的にはこの３つと覚えておいてください。

 

 

 

 

 

なお

 

T様はインプラントを選ばれました。

 

 

犬歯をなんとか残してみようと

 

インプラントは1本だけ入れてみました。

 

 

 

いずれは犬歯も抜歯でしょうけど

 

「少しでも長く持たないか？」

 

そんなチャレンジに挑んでいます。

 

 

 

2本より１本の方が

 

「お財布にも優しい」ですよね♪

 

 

 

インプラント義歯が

 

噛み合わせの力を負担してくれているので

 

 

犬歯は“おかざり”的でも

 

T様にとって困っていません。

 

 

 

犬歯も

 

「いつかは抜歯してインプラント」と思いつつ

 

現在（2023年）も維持できています。

 

ただいまT様は70歳です。

 

 

できるだけ先送りできるといいですよね。

ご本人もそのモチベーションで

 

定期的なメインテナンスで当院を利用されています。

 

 

 

 

 

不安やモヤモヤと付き合う必要がありますが

 

こんな感じで向き合えば

 

一気に治療を進める必要はマストではない！

 

 

 

 

こんな情報もインプットしておいて

 

いつか「抜歯」で歯医者さんと相談する時に

 

活かしていただけると幸いです。

 

 

 

以上

 

今日のブログは2,910日目でした♪