【“やさしい”説明に悩む歯医者】

“直す”より“治す”

 

自然治癒力を最大限に活用させる

 

“女性専門”の削らない歯医者　年名　淳です

 

 

今日のブログは、2,854日目♪

 

 

台風６号が沖縄付近に接近中ですが

 

離れた本州には影響はありません。

 

 

 

関係あるのは

 

ビジネスや旅行で沖縄に行かれる方々ですね。

 

飛行機が軒並み欠航して大変ですよね。

 

 

 

ところが

 

西へ向かっている台風６号は

 

「えっ!?」と思うような進路で

 

180°向きを変えて東進しそうです。

 

 

人間がある程度予測できても

 

どっちに行くか？

 

台風に聞いてみないと

 

分からない…ですよね。

 

 

 

「分からない」と言えば

 

人の気持ちや考えです。

 

 

聞いてみないと「分からない」

 

その時になってみないと「分からない」

 

 

 

そして時間と共に変わり得ます。

 

前回会った時と今日では

 

考え方が真反対なんてこともあります。

 

 

私の場合は診療中に

 

“その患者さん”なりの「正解」って何か？

 

ずっと考えているのですが….

 

 

 

それは

 

「できたら受けなくない歯の治療」を

 

できるだけ納得づくで受けてもらえるか？

 

これが課題だからです。

 

その分

克服できた時の喜びも大きいです。

 

 

 

たとえば

 

今日もある女性患者・N様に対する説明で

 

「どのようにお話しすればいいかな？」と

 

考えたシーンがありました。

 

 

 

神経を抜かざるを得ない

 

ダメージの大きなムシ歯の治療にあたって

 

“楽観的”に言うのかor“悲観的”に言うのか…

 

 

 

どっちもどっちの表裏一体なんですよね。

 

 

 

事前に

 

「局所麻酔をするので

 

神経を抜くのは全然痛くないですよ」

 

と楽観的にお話ししてあげれば

 

「優しい」ですよね。

 

でも

 

病状なんて人それぞれですので

 

厳密にはどなたも同じではありません。

 

 

 

「元々の炎症が強いので

 

局所麻酔をしても効きが今ひとつで

 

途中で麻酔を追加するかも知れません」

 

と悲観的な想定をお伝えしておくことも

 

心構えができるので「優しい」と言えます。

 

 

 

 

楽観的に構えていたら

 

「麻酔の効きが悪く荒療治だった」場合なら

 

「事前の説明が悪い」と思われるかも知れません。

 

 

 

 

スムーズに麻酔が効いたのに

 

事前に「効かないかも!?」とお話しすれば

 

“おどし”と感じる方もいらっしゃるでしょう。

 

 

 

最終的には“当て物”感覚になっちゃいますが…

 

 

 

こういうことも

 

外科系（手を施すカテゴリー）の医者のやりがいで

 

毎日向き合っていることなんです。

 

 

 

 

幸い今日のN様は

 

麻酔がきちんと効いて

 

無痛治療ができたのでお互いに安堵しました。

 

 

 

もっとも

 

“思うように麻酔が効かないこと”は

 

そんなに頻繁にはないですが

 

 

 

全身状態との兼ね合いもありますので

 

睡眠＆栄養など十分で体調の良いと

 

不幸なことは起こりづらいのでご留意ください。