【“削るor削らない”がテーマの歯医者】

“直す”より“治す”

自然治癒力を最大限に活用させる

“女性専門”の削らない歯医者　年名　淳です

今日のブログは、2,659日目♪

まもなく35年になる歯医者人生は…

やり甲斐ばかりです。

カラダ（歯）の問題だけでなく

生活環境や性格など

誰一人として同じ人はいませんので

（言わば）飽きません。

今日の記事は

一昨日からの“続きもの”です。

初診当時40歳代前半の女性・M様

これまで“歯医者要らず”だったことが

よく分かるキレイな歯です。

それが

初めて“神経を抜く”治療を経験して

ムシ歯にも歯周病にもなりにくい方は

成人以降“ヒビ割れ”というトラブルをきっかけに

ダメージが拡がります…

歯ぎしりとか食いしばりなど

“力のリスク”について

「歯磨きをちゃんとしている/していない」は

まったく関係ありません。

M様の場合は

反対側の同じ歯（第一大臼歯）が

小さな“ヒビ割れ”がきっかけのムシ歯でした。

M様が自覚されたわけでなく

定期的にチェックを受けられている中で

担当の歯科衛生士が気づきました。

小さなムシ歯だったので

あまり削らない方がいいのですが

一方で

ヒビ割れが拡がってしまうと…

反対側のように神経を抜くことになる…

なので

“ヘルメット”を被せるかのように

クラウンを作って装着しました。

これだけを見れば

“削り過ぎ”かも知れません。

ただ

この後に起こりうる

「神経を抜く」とか

もっと先にあり得る

「歯を抜く」など

“あってほしくない未来”が

現実にならないことを優先しました。

神経がある（血液の通っている）歯なので

できるだけ削り過ぎないように考えました。

“街の歯医者”にとって

「“削りたくない”けど削る」

と

「“削らなきゃならない”けど極力削らない」

を両立させる“やり甲斐”があります。

“みらい”を考えると

こんなケースが

増えてくるように思います。