【ローリスクなら削らない歯医者】

“直す”より“治す”

自然治癒力を最大限に活用させる

“女性専門”の削らない歯医者　年名　淳です

今日のブログは、2,608日目♪

昨日の続きです。

リスクとは

病気のかかりやすさor治りにくさです

歯の病気のリスクは４要素

今回は…

①ムシ歯になりやすいか？

このリスクについて

ある男性患者さんのケースでご紹介します。

初診当時45才のM様

上下の奥歯に何本か治療の跡（銀歯）があります。

もしかして

ムシ歯になりやすい（リスクが高い）のか？

神経（歯髄）を抜いた歯が3本だけで

健康な歯が多く

そう悪くなさそうな印象です。

当院では

まず唾液（つば）を採取して

ムシ歯菌の量と唾液の性質をお調べします

その結果…

悪くない！＝リスクが低い！

赤いラインで結ばれた八角形が小さいと

（内側に寄っていると）

リスクが高いと判断するのですが

M様の場合

面積がそう小さくなくて

（右上に示す）トータルリスクが７

トータルリスクは小さいほど良い！

満点（最悪）は21です。

（3点×7項目：「DMFT」は外してカウントします）

「DMFT」とは…ムシ歯になった歯の数のこと

現在ご本人のセルフケアは悪くなく

フッ素入り歯磨剤（歯みがき剤）も使われていて

この先

ムシ歯で困りそうな感じはありません。

今までの治療経験歯（DMFT）は12本/28本中

過去のムシ歯は

よほどヒドくなってから

歯医者に行かれたのではないか？

と推測できます。

M様にお尋ねしたところ

「若い時には歯のことを後回しにして

痛くなってから歯医者へ行ったので

奥の歯は神経を抜かなきゃならなかった」

とのことでした。

でも

その後は反省されて

歯みがきもていねいになり

定期検診を受けるようになったそうで

10年以上は歯の治療を受けていないそうです

要は…

元々リスクが低かったんでしょうね。

唾液（つば）を採って調べるだけで

こんな情報をゲットできるんですよ