【“話し”ばっかりの歯医者】

しゃべってばかりで

 

治療が始まらないじゃない!?

 

 

こんにちは！

 

“直す”より“治す”

 

自然治癒力を最大限に活用させる

 

“女性専門”の削らない歯医者　年名　淳です

 

 

歯医者なんて

 

「サッサと治療を終わってほしい」

 

「できたらもう来たくない！」

 

 

 

今も昔も

 

患者さんたちのイメージに

 

大きな変化は無さそうです。

 

 

 

クルマの車検のように

 

「（トラブルが）何もない」状態でも

 

強制的にチェックを受けられると

 

ずっと「安全に走る」ために

 

最も大切なことが維持できます。

 

 

 

それだけメインテナンスが大事です。

 

 

 

歯もおんなじで

 

生涯「美味しく＆きちんと食べる」ために

 

ムシ歯の治療の後のメインテナンスが大事です。

 

 

 

ヘアスタイルなんか

 

行きつけの美容院なら

 

安心して“おまかせ”できますよね？

 

 

 

でも

 

初めてのお店（スタイリスト）なら

 

髪を触ってもらう前に

 

リクエストしたり説明を聞いたり

 

“喋る”時間が大切じゃないですか。

 

 

その話し合い（相談）がうまくいけば

 

ドキドキしながらも

 

不安が小さくなって

 

髪を切ってもらいますよね。

 

 

 

少々乱暴ですが

 

ヘアスタイルの場合は“失敗”だったとしても

 

また髪が伸びますのでやり直しが利きます。

 

 

 

それに比べて歯の場合は

 

治療する（削っちゃう）と元に戻せません。

 

 

 

そんなわけで

 

早く治療したいかも知れませんが

 

生涯「美味しく＆きちんと食べる」ために

 

治療に入る前の“話し合い”が大事で

 

そこに時間を注げば“失敗”率が下がります。

 

 

 

↑写真は3年前にお越しになった53歳女性・K様です。

 

お口を閉じた（咬んだ）状態がコレです。

 

 

当時のお困りごとは

 

「うまく噛めない」

 

「前歯で噛み切れない」

 

ご覧になれば

 

うまく噛めなさそうなのが分かりますよね…

 

 

 

一番の問題は…

 

「食事するのが億劫（おっくう）になって

 

体重が増えない（頑張っても37kgくらい）」

 

 

 

毎日３度の食事があるわけで

 

そのストレスから早く逃れたいのは当然です。

 

 

 

でも

 

診査が不十分だったり

 

治療の方向性を共有できなくて

 

今よりもさらに悪化するのが“失敗”ですから

 

回数を重ねながら

 

共有することを少しずつ増やしていきました。

 

 

 

 

数ヵ月にわたって

 

“話しだけ”で通院していただきました。

 

方向性が決まるまで全然削りません。

 

 

 

K様も

 

「今まで『早く早く』を望んだ

 

自分に責任がありますね」と“腹がすわり”

 

相談だけでお越しになりました。

 

 

 

とは言え

 

「この治療をすれば完璧！」なんてものが

 

生まれることは難しく

 

「少しずつやってみましょう！」という合意のもと

 

 

2年後に画面右のような状態にまで変化しました。

 

まだ前歯で噛み切ることはできませんが

 

摂食（食物をつかむ）はずいぶんできるようになり

 

食事の時間帯のストレスも激減して

 

ご家族と食卓を囲む時間も

 

「少しずつ楽しくなってきた」と喜ばれています。

 

 

また

 

体重減少にブレーキがかかったようです。

 

 

 

奥歯には

 

過去に治療経験のあるものが多いので

 

健全な方と同じようなゴールは望めませんが

 

 

 

今までの諦め気分から解放され

 

K様らしい素敵な笑顔が見られるようになりました。

 

 

 

お互いに根気が要りますが

 

“話してばっかり”の歯医者

 

時と場合によって大きな成果を出すことがあります。

 

 

 

以上

 

3,189日目のブログでした。