歯周病予防・矯正など女性専門の歯医者
大阪府泉大津市のとしな歯科

【「看板無し」歯医者】

「開院したばかりの歯科医院に救急車を呼ぶ

 

なんて絶対に避けたかった…

 

 

思い返すと

 

この体験が「ホンマもんの起業人」への導きでした。

 

「いかに自分がちっぽけか…」

思い知りました。

 

 

こんにちは!

 

“直す”より“治す”

 

自然治癒力を最大限に活用させる

 

“女性専門”削らない歯医者 年名 淳です

 

 

映画にしろドラマにしろ

 

“お医者さんもの”は多いですね♪

 

病気とか手術など患者さんにフォーカスしたり

 

医師をはじめ病院の仕組みや人間模様だったり

 

ネタが尽きることはないのでしょうね。

 

 

 

ところで

 

「歯医者」と「病院」って

 

あんまりピンと来なくないですか。

 

 

 

それもそのはず

 

日本の歯科医師は11万人弱で

 

「病院」に従事する割合は11%程度

 

「クリニック(診療所)」には約85%です。

(2020年12月末時点)

 

 

そのうち

 

生涯「病院」で勤め切るのは

 

大学や一部の総合病院にいる人くらい…

 

極めて稀です。

 

 

私は35年前(1988年)にライセンスを取得して

 

それから7年ほどは

 

“少数派”の大学病院に在籍していました。

 

 

 

医学部附属病院の「口腔外科」です。

 

当然『医師』ライセンスのドクターが大半の中で

 

『歯科医師』の私たちはごく少数です。

 

 

そんな中

 

今でも珍しいと思いますが

 

単科(口腔外科だけ)で34床(ベッド)あったので

 

とても有意義でした。

 

 

 

全身を扱う医学部附属病院では

 

循環器科や消化器科や脳神経科など

 

“生命(いのち)”に関わる診療科がメインです。

 

 

 

眼科や耳鼻科でさえ末梢領域ですし

 

入院するケースは比較的少ないので

 

いろんな診療科をまとめた「混合病棟」で

 

我々「口腔外科」は

 

“隅っこを使わせてもらう”感じなので

 

たぶん他科のドクターやナースに気兼ねします。

 

 

 

私の在籍した「口腔外科」はラッキーでした。

 

まあ、それも良くて研修先として選んだのですが…

 

 

 

それから7年余の大学病院勤務では

 

独立してからは直接携わることができない

 

スポーツや交通事故をはじめとする外傷

 

良性や悪性を問わず腫瘍性疾患など

 

一人で受け持つ当直を含めて

 

さまざま経験を積ませてもらって

 

独立開業に向けた自信もついていきました。

 

 

大学時代の同期が

 

卒後3〜5年程度で独立するのが主流でしたが

 

私の場合はちょうど10年後の遅めの開院でした。

 

 

 

私にとって「充電期間」の長さは良かったのですが

 

時には“裏目”に出ることもありました。

 

 

 

病棟においても外来においても

 

“それなり”のポジションで

 

後輩ドクターや看護師をリードする立場でしたから

 

多少なりとも誇りと自信が備わっていました。

 

 

 

 

独立(開院)するというのは

 

「“井の中の蛙”から大海へ出た」

 

と認識していたつもりでしたが

 

どこか「大学病院の年名」だったのです。

 

 

 

開院して3ヵ月も経っていない頃

 

アラフォー女性患者さんの診療中に

 

「先生!もう救急車を呼んで!」

 

と叫ばれたのです。

 

 

 

バイタルサイン(脈拍や血圧など)は正常で

 

息だけ早くなっていて

 

いわゆる「過換気」状態でした。

 

 

 

「落ち着かせて

 

しっかり呼吸をしてもらえれば治まる」

 

要は「安心させる」だけなので

 

私は極めて冷静だったのですが…

 

 

 

 

「先生!もう早く救急車呼んでよ!」

 

「あんたら歯医者なんかに何ができるんよ!!」

 

「何かあっても私を助けられへんでしょ!」

 

 

 

その時の私は

 

「救急車を呼ぶ状況じゃないし…」

 

「開院して間なしで救急車呼んだ歯医者って…」

 

そう思いつつ

 

 

 

患者さんがますますエスカレートされるので

 

「119」番にリクエストしました。

 

 

 

そもそも歯の治療は…

 

「歯の神経の温存にトライするか?抜くか?」が

 

ムシ歯の治療にあたってのテーマでした。

 

 

それぞれのメリットとリスクについて

 

十二分に説明したつもりでした。

 

 

 

「神経は後でも抜ける」ので

 

今までご経験がないかも知れないけど

 

「温存すること」に挑む価値はあるという

 

“誘導”が強かったかも知れません。

 

 

 

この女性なりの過去のご経験から

 

「神経を抜いたら歯の痛さから解放される」

 

という定義に逆らう私の提案が

 

不安にさせたのでしょう。

 

 

 

当時の私に今アドバイスするなら

 

「まだ任せていただける関係性を育めてなかった」

 

ということですけどね。

 

 

 

夕方になって

 

ご主人が報告に来られて

 

「お騒がせしました。

 

救急車に乗って病院に着いたら

 

ほぼ落ち着いたそうです。」

 

 

 

私自身は冷静でいたつもりですが

 

「まさか自分が!?」という想定外の出来事でしたし

 

一抹の不安が無くはなかったので

 

大事に至らなくて胸を撫で下ろしました。

 

 

 

 

「一般の人が定義する『歯医者』って

 

こういうものなんだ…

 

『大学病院』という“後ろ盾”=看板が無いと

 

こんなにも信用されないんだ…」

 

と思い知らされた瞬間でした。

 

 

 

 

当時は「なんて運の悪い…」と思いましたが

 

振り返ると

 

「『自分ブランド』をクリエイトする」という

 

独立起業する者の洗礼を

 

早い段階で受けられて良かったです。

 

 

 

私が社会に出る頃には

 

「終身雇用をベースに職業や会社を選ぶ」

 

これが一般的でした。

 

 

今は

 

「早期退職からの独立」という

 

選択肢も有力(一般的)になりました。

 

 

『企業に居続けるか?独立するか?』というテーマは

 

とても悩ましいですよね。

 

 

企業の看板があっての現状(ポジション)なら

 

「独立する怖さ」と向き合うことになります。

 

 

 

「やってみたいけど

 

退路を絶ってやる勇気が要るし

 

“看板が無くなった”自分なんかができるか不安」

 

こんな感じで躊躇される方も

 

相当数いらっしゃるかもしれませんね。

 

 

 

その点では

 

「将来は開業歯科医になる!」

 

と大学進学時(18歳)で決めていたので

 

直面する課題や想定外の出来事にも

 

受け入れて“もがく”覚悟はできていました。

 

 

 

中学や高校時代の同級生が

 

この春に「定年を迎えて

 

『第2の社会人人生』を模索する」

 

というテーマに向き合っていましたが

 

『この仕事だけ』と決めて独立した

 

自営業の私には無縁の課題です。

 

 

 

以上

 

25年前の記憶を思い返した今日のブログは

 

2,922日目(7年目365日目)でした♪

 

8年間お付き合いいただきありがとうございます!

 

 

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“直す”より“治す”
削らない歯医者

                                               
名前年名 淳
住所大阪府泉大津市

Profile

 噛めない辛さ、歯をなくす不安や「何かしみる」などの歯の悩み、「もうどうしようもない...」と諦めていませんか? 当院はそうした患者さんをたくさん完治させております。 その秘密は、当院独自の診療スタイルにあります。 具体的には

  • (1)詳しい診査と精密な診断
  • (2)オリジナル術式の開発
  • (3)十分な診療時間の確保
  • (4)充実した豊富な器具・設備
  • (5)女性スタッフによる丁寧なヒアリング
  • (6)キャリア 34年のベテランドクター

 これらによって、「もうどうしようもない」と諦めているあなたの歯を一生懸命治療させていただきます。

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