“直す”より“治す”
自然治癒力を最大限に活用させる
“女性専門”の削らない歯医者 年名 淳です
全ての動物に備わっている「生存本能」は
生きていくために必須の危険回避です。
私たち人間も同様で
「快楽を求める」よりも「苦痛から逃れる」のが
本能的に備わっています。
何ごとにおいてもリスク(危険)要素を考慮して
行動に移す習性があります。
歯科医として患者さんのサポートをする時には
「こんなにダメージが大きかったら?」
予想の幅を広げていろいろと対策を練ります。
しかし
昨日お話しした20代男性の奥歯のムシ歯は
楽観的な見立ての方が強く
思いのほか悪くなってしまっていました。
↓昨日の記事です
https://toshina-dental.com/blog/4543/
(ご紹介する画像が一部重なりますが)
「小さなムシ歯」のはずが
意外に「深いムシ歯」だったけど
さすがに神経(歯髄)は残せるだろう…
と目論んでいました。
ところがところが
IPC法で経過観察している期間中に
(IPC法:昨日の記事をご覧ください)
「物を噛んだら変な感じがする」
と症状を訴えられました…
まさか!
と思いながら精密検査(CT)で調べたところ
ムシ歯菌の感染(進行)が
神経(歯髄)を腐らせて
根っこの先から骨へ出て溶かして
さらに鼻の粘膜まで腫れさせた
「小さい」と思っていたムシ歯が
こんな深くまでダメージを与えるなんて…
全身の他の病気と同じように
ゆっくり進行する場合は
ご本人が症状を自覚しないので
思いのほか悪くなっていることがあります。
「ガクッ!」って感じで落ち込みました。
通常の場合
根っこの中をキレイにすれば
鼻も骨も治るのですが
「治らないかも!?」と不安がよぎる状況でした…
それは…(専門的はことをお話しすると)
根っこの先っぽの形が崩れていたのです(歯根吸収?)
一本奥側の第二大臼歯の根が当たって
ダメージが大きくなっている感じ…
まさに「泣きっ面に蜂」でした。
根っこの先が吸収されている状態では
治療の成功率が半分くらいまで落ちてしまいます…
もしも治らない場合は…
抜歯するしか手立てはありません
まさか!
20歳そこそこで第一大臼歯を失う…
悲しすぎます…残念です…
ご本人には
最悪の場合をご説明しつつ
歯を抜かない=温存療法に挑むこともお伝えしました。
あきらめて「抜歯」するなんて決断は簡単です。
患者さんご本人もしっかり考えた上で
あきらめずに治療に臨んだ結果
(現在まで5年経っています)経過良好です。
手放しで喜べるものではありませんが
“一喜一憂”するような不安はほぼありません。
「カラダはどのように治してくれたか?」
明日ご披露します。
以上
今日のブログは2,902日目でした♪
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