【じっくり考えていた歯医者】

なんで？

なんで？

こんにちは！

“直す”より“治す”

自然治癒力を最大限に活用させる

“女性専門”の削らない歯医者　年名　淳です

子どもに見習うべきは…

「なんで？」

興味や好奇心を持つことです。

それが課題の解決に繋がることが多いです。

昨日からお話ししている

（現在）30代半ばの女性・Y様ですが

下あご奥歯に入れたクラウン（冠）が長持ちしない…

この問題が10年近く続いていました。

昨日の記事はこちら↓

歯の治療は

何か“詰め物”や“被せ物”を入れたら

通常完了って感じです。

その状態が長持ちしてほしいですが

時に「2〜3年も持たずに外れた」なんてことがあります。

一番奥の歯で起こる場合は

“歯ぎしり”や“食いしばり”など

持続的に力が掛かっていることが考えられます。

でも

これを証明することは難しく

“消去法”的な感じで

その判断に辿り着きます。

そして

“歯ぎしり”や“食いしばり”を自覚していない人が多いからですが

ご本人に“悪気”がないことがほとんどです。

なので

信頼関係がとても大事になります。

ただし

この力のリスクに関わる判断と説明においては

良好な関係性を崩すこともあり得ます。

Y様も例外ではありませんでした。

私たちの説明に対して理解しづらい状況では

困ったような表情だったり

笑顔が消えて硬い表情になったり…

幸いにも

Y様の場合は

初診から約10年におよぶ当院での歴史と記録がありました。

正面の写真で変化をご覧いただきます。

上下の“すき間”が少しずつ拡がっていました。

すなわち

前歯の当たり（接触）が減ってしまっていて

奥歯への負担増加に繋がっていると推測できました。

ということで

奥歯の治療を“よりきちんと”する！前に

前歯の接触を回復させることが先決と分かりました。

それには

5年前から取り組んでいる

“おとなのマウスピース矯正”を提案することになります。

幸いに

Y様自身が

噛みづらさや喋りにくさを自覚していないので

ゆっくり＆じっくりカウンセリングを進めました。

以上

3,385日目のブログでした。