【地味〜に治療する歯医者】

簡単には治らない！

こんにちは！

“直す”より“治す”

自然治癒力を最大限に活用させる

“女性専門”の削らない歯医者　年名　淳です

デジタル機器の充実に加えてAIが進化して

タイパ（時間効率）が良くなっています。

ますます「自分時間が大事！」

誰しもそんな感覚じゃないでしょうか。

「いつまで治療はかかるの？」

この質問（お尋ね）をお聞きするのは日常茶飯事です。

自分にとって必要なことでも

歯の治療の場合は

「自分の時間」を“取られる”感覚でしょうね。

「治療がいつまでかかるか？」は

「サッサと治す」を望まれているからだと思いますが…

歯を支える骨（歯槽骨）で起こった

細菌感染症の場合は

「早く治したい！」を優先すると

あとあと不幸なことになる可能性が高まります。

一昨日からお話ししている40代半ば男性・T様

（↓これは昨日の記事です）

左上の奥歯に問題がありましたが

オーソドックスなレントゲン検査では

ハッキリと診断できず…

でも

CT（立体レントゲン）検査では

ハッキリと問題箇所が分かりました。

根っこの先にある黒い影は

“バイ菌のしわざ”によって

骨が溶かされちゃっている証なのです。

なので

「治った」＝「骨ができた」というゴールが理想です。

究極は…

感染源（汚れの元）になっている歯を抜けば

確実に骨の感染症は治ります。

ただし

歯が無くなっちゃいます…

現代における医療先進国において

「抜歯」という判断は拙速ですので

バイ菌の通り道となった

根管（こんかん）からアクセスする

根っこの治療によって

「治った」というゴールを目指します。

それにはさまざまな要素があって

☆細菌感染の程度

☆細菌感染の期間（いつから患っているか？）

☆患者さんの年齢（若さ）

☆健康状態（内科的疾患の有無）

など

どんな風にどれくらいの期間で治るか？

はたまた治らないか？

明確に言うことはできません。

「歯を支える歯槽骨にまで

ダメージが及んだ歯が「治る」というのは

簡単に判断できるものではないですよ」

ということを知っておいてくださいね。

以上

3,331日目のブログでした。