【“ちまちま”系の歯医者】

面倒なことをやっちゃう歯医者

こんにちは！

“直す”より“治す”

自然治癒力を最大限に活用させる

“女性専門”の削らない歯医者　年名　淳です

一昨日からお話ししている

（現在）75歳の女性・T様の奥歯

↓こちらは昨日の記事

根っこの治療をして

バイ菌を“たたく”ことができれば

歯を抜かずに済む

とても大事なテーマです。

根っこにアクセスするには

通常は詰め物（T様の場合は金歯）をまず外します。

ただ

外してしまうと

隣の歯との間にスペースができて

歯が動いてしまう可能性があります。

とても面倒なんですが

外さずに根っこの治療ができるとベターです。

簡単ではないので

ゆっくり慎重に

“ちまちま”系のアプローチです。

金属が外れないように

根っこの管（根管）を探しに“ちまちま”

１ヵ所でも開けることができたら

まずひと息（安堵）

根っこの管にアプローチするために

穴を“ちまちま”拡げていきます。

根っこの管が３つや4つに分かれている可能性があり

だいたい入り口が分かったところで

根っこの先までアクセスできていることを

レントゲン検査で確認して

ひと安心です。

次回の治療までの間

しっかり封をして

食事もできるように

接着性のあるセメントで“蓋”をします。

たぶん

一般的な処置に比べて

3倍とか4倍の時間をかけた“ちまちま”処置ですが

このおかげで

普段の食生活において

“噛みづらい”ということが少ない。

“根っこの治療”のことが分からない患者さんには

「早く終わってほしい」と思って不思議ありませんが

本来「ちゃんと治してほしい」と願っているはずなので

そこに忠実な“手数の多い”＆“ちまちま”系歯医者です。

以上

3,304日目のブログでした。