急がば回れ
こんにちは!
“直す”より“治す”
自然治癒力を最大限に活用させる
“女性専門”の削らない歯医者 年名 淳です
急いでなければ…より回れ!
IT技術の進歩やAIの台頭によって
さまざまなことの効率化がアップし
私たちはその恩恵を受けています。
平均寿命は伸びて
一生のうちにやれることが増えて
あくまで私の感覚ですけど
明治時代の先輩に比べて
3〜4倍の人生を楽しめているかも知れません。
ただし!
カラダの構造や生理機能は
そんなに大きな変化はありません。
医療技術の進歩はあれど
カラダそのものに大きな進化はありません。
診断や治療技術の向上は現実ですが
治るまでにかかる時間は
明治時代と大きくは変わらないでしょう。
昨日お話ししたK様の前歯ですが
キレイにするには
クラウン(いわゆる差し歯)を作り替えればいいだけです。
が!
この状態でも長く置いておいた
K様なりの理由を尊重する必要があります。
加えて
レントゲン検査をすると
ムシ歯菌が根っこの先(骨の中)に
“お住まい”を作っている黒い影(病巣?)がありました。
ただし
重症ではないので
K様ご本人は自覚されていません。
「黄ばんでいる差し歯を新調しましょう!」
という提案は受け入れやすいと思いますが
痛くもないのに「根っこの治療をしましょう!」
と言われて
即納得する人はかなり少ないでしょう。
「痛くない」
「困っていない」
ご本人なりの理由だけで
作り替えするのは簡単です。
ただ
作り替えた後に
その病巣と思われるところが発症すると
後悔先に立たずという残念なことになります。
K様は別段急いでいるわけではなく
「やるならちゃんと治したい」というお考えでしたので
コツコツ系の根っこの治療を行うことにしました。
歯医者は「治す」のですが
「治る」までは患者さんのカラダ次第ですので
根っこの治療は「◯回で終わります」なんて言えません。
カラダ(生体)の反応を見ながら
じっくり進めるのが得策です。
初診日から10ヵ月経ってスタートしました。
半年の段階では
まだ“手放し”で喜べず…
1年がかりでした。
その間もずっと通院を続けていたわけでなく
数ヵ月というスパン(間隔)で拝見しました。
2年経った時に「治る」を確認できました。
治療開始から終了まで
症状が全く無かったので
K様自身に「治った」という自覚はないと思います。
それでも
細菌感染から逃れられた組織は
気持ちよくなると治るのです。
大切なことは
“早く”治すより
“ちゃんと”治すですね。
なお
治療の期間中は
仮の歯をご用意して
審美的ダメージはないように工面しました。
以上
3,296日目のブログでした。
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