【ダメ元の歯を抜かずにもう◯年】

「まだ抜歯しなくてよさそうですよ♪」

あれから二人三脚で早14年です。

こんにちは！

“直す”より“治す”

自然治癒力を最大限に活用させる

“女性専門”の削らない歯医者　年名　淳です

どなたも「歯医者に任せるしかない」

そう思う機会の方が多いかと思いますが

「ダメージが大きい」

「この歯を抜かなきゃならない」

担当医から説明を受けても

痛みが大したことなければ

簡単には首を縦に振れませんよね。

一方で

私たち歯医者も

「抜くのは今か？」という自問をしています。

抜歯するのが適当と思われても

痛みが強くなければ「すぐ」じゃなくてもいいし

痛くなくても感染がひどければ「すぐ」です。

昨日お話しした

2010年当時48歳の男性M様の奥歯は↓

それから14年経った現在は↓

まだ生存しています！

14年前の条件から

簡単には治りません！

もしも抜くことになるなら

インプラント（人工歯根）が第一選択！

これも決めておられました。

↑先に上あごの奥歯にインプラントを埋入しました。

M様に“抜歯する覚悟”ができた状態で

もがいてみました。

診療現場では

いろいろやってみたのです。

「確定診断からの確定治療」ではなく

できるだけ長く持たせられる保存治療は何か？

考えてみて

治療をしてみました。

ぶっちゃけ「うまくいったら儲けもの」くらいの

ダメージの大きな歯でした。

それが14年ほど持っていて

「いつかダメになる」時期が近づいています。

それでも「今！」ではなさそうです。

患者さんご本人と担当医の二人三脚で

向き合って実践できたことが収穫です。

以上

3,225日目のブログでした。