【“面倒なこと”をしている歯医者】

大切なことは“納得づく”

こんにちは！

“直す”より“治す”

自然治癒力を最大限に活用させる

“女性専門”の削らない歯医者　年名　淳です

独立してこの仕事（街の歯医者）を始めて

27年目になりますが

専門職なので患者さん（一般の方）との

知識差が大きいことが特徴です。

今やインターネットで

簡単にさまざまな情報を得られますが

多過ぎて自分に合う知識を

チョイスするのが難しくなりました。

業種問わず

適切なもの（適解）をゲットするために

専門家を利用する時代になってきた感じです。

昨日お話しした（当時）アラフィフの女性・T様

下あご奥歯の違和感を持たれていますが

そう辛くはない感じでした。

レントゲンでチェックすると

白く写っている歯＝治療経験歯が多いです。

なので

T様なりの判断基準をお持ちです。

私がご指摘した

一番奥歯（画像の最左の歯）の根の先にある

“黒い影”が問題の一つなのですが

「この歯は神経が無いので痛くないはずでしょ？」

T様なりの持論がありました。

（画像の左から2本目の歯）一つ手前の歯は

神経のある＝歯髄が生きているのですが

レントゲンではこの歯の根っこの先に

（前述の）“黒い影”が少しかかっています。

どちらの歯も

痛みや違和感の原因として考えられました。

でも

「そう辛い痛みではありませんので

今すぐ治療しなきゃならないわけじゃなきゃ

このまま様子をみたいです。」

と望まれました。

2本の歯のコンディションについて

治療する/しないのメリットとリスクについて

お話ししました。

どちらかを治療するのか

両方とも治療するのか

確かな診断まではできませんでした。

現場ではよくある“対症療法”という

「やってみて」的な治療スタイルです。

さしあたり

「近いうちに治療する方がいい」

ですが

「そう急がなくてもいいので

次に辛い症状が出たら治療しましょう」

ということで合意しました。

治療しなければならない状況にも関わらず

様子をみるのはモヤモヤしますが

T様の“納得づく”を考えて

すぐには治療しないことにしました。

こんなことも

街の歯医者の日常の一つです。

以上

3,219日目のブログでした。