“昭和&平成の常識”!?
「歯が凍みるのが嫌だから
神経を抜いてもらおう!」
なんて言ってちゃダメですよ!
こんにちは!
“直す”より“治す”
自然治癒力を最大限に活用させる
“女性専門”の削らない歯医者 年名 淳です
誰しも
目前の“お困りごと”って
サッサと解消したいものですよね。
国の施策なんかが分かりやすいです。
今を乗り切る「補助金」とか「定額減税」など
「将来世代に“ツケ”を回すかも!?」と分かっているのに
共感できる多数派にとっての
今の“お困りごと”が優先されるのが良い例です。
歯の治療なんかも同じく
「未来」のリスクとかメリットより
「今」にウェイトが掛かりがちです。
「今痛い」から逃れたいに偏っちゃうので
「歯の神経を抜いてしまうことのリスク」は
「知りたい」と思う人は圧倒的に少なく
スルーされてしまうことが多いです。
↑昨日お話ししたM様の場合は
不運にして
神経(歯髄)が感染して
“死んじゃってた”のですが
一般的には
神経を抜いた後に“根っこの治療”を中断した
とか
“根っこの治療”が終わって数年後に再発した
など
「歯を支える骨の感染」が起こり得ます。
「やさしい説明 じょうずな治療[2]歯内療法」
飯島国好,他著 永末書店より
“神経”とは俗称で
本来は「歯髄」という名称で
歯に酸素を運んでくる血管やリンパ管もあります。
そこが健康に生きていれば
このような感染症は起こりません。
(健全な歯の場合は血行も良好)
つまり
「神経を抜かなければよかったのに…」
ということになりますが
神経を抜かざるを得ないダメージになるまで
放置していたご本人にまず責任があります。
「お腹が痛いので病院へ行く」
「風邪ひいたのでクスリを買いに行く」
というトラブルの原因は
往々にして本人にありますよね。
それと同じです。
ご本人の振り返りや反省も促した上で
「治療が必要なムシ歯を作っちゃったけど
できるだけ神経を抜かずに済ませられないか?」
これに取り組むのが歯医者の役割です。
人間はトラブルを経験しても
そこから反省して成長します!
ということで
反対側(ブルーの◯印)の歯も
同じようなダメージを受けない保証はなく
「治療しよう」ということになりましたが
もちろん「神経を抜かずに!」を
第一目標に掲げて臨むことにしました。
M様の場合は
(ここでは詳しい説明は割愛しますが)
奥歯への噛み合わせ負担が大きくて
歯自体がヒビ割れる不安がありました。
修復するクラウンの強度を考えれば
しっかり削って作るべきですが
「できるだけ削らない!」が第一義ですので
必要十分な量を意識しました。
そして
凍みないように&噛めるように
できるだけ生理的な形の仮の歯を入れました。
仮の歯でも
被せちゃったらもう中身は見えない!
見えないところでも
いや!
見えないところだからこそ
ちゃんと作る!
今や「100年かも!?」と言われる長い人生で
12歳で生え揃った永久歯を
使用する期間が延びています。
できるだけ「歯を失わないように」するには
“神経を抜かないように”=歯髄の健康をキープする
まずこの認識が大事です!
このM様の“神経を残す”治療は
1年半後に終了しました。
「そんなに時間がかかるの?」
そうです!
面倒くさいですよね?
そんなに時間をかけたからこそ
未来をハッピーにする条件を整えられるのです。
以上
3,180日目のブログでした。
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