“歯のケガ”はイレギュラーバウンド!
野球やサッカーなど
屋外のグラウンドでプレーしていると
ボールが通常とは違う弾み方をすることがあります。
「普通ではない」&「予想できない」ですね。
こんにちは!
“直す”より“治す”
自然治癒力を最大限に活用させる
“女性専門”の削らない歯医者 年名 淳です
昨日お話しした中学1年生女子(K様)の
自転車で転倒したことによる前歯の怪我について
↓記事はこちらをご覧ください。
https://toshina-dental.com/blog/4876/
ダメージの程度を詳しく挙げると…
向かって左(S様の右上前歯)は欠けています
右(同左上前歯)は歯ぐきから出血しています。
見た目にダメージが大きいのは右上前歯です。
欠けたところから凍みを自覚されます。
一方で
左上前歯は欠けていない分
内部でダメージが大きい可能性があります。
欠けていない分
内部(骨)でダメージが大きいかも知れません。
そんなわけで
私は“欠けていない”方を心配しました。
ぶつけた時の力が
歯を欠けさせずに内部に及ぶと…
根っこの先の
歯髄(血管と神経)の入口で
強い“打ち身”が加わって
血流がストップしてしまうことがあります。
時間が経って
いわゆる“神経が死んじゃう”という懸念がありました。
ということで
少しでも元通り(ケガする前)に近づけるべく
ちょっと内側(舌側)にずれているかも知れない
左上の前歯を指の力で唇側へググッと押しました。
この処置を「徒手整復(としゅせいふく)」と呼びます。
除痛のために
局所麻酔をしてから指の力で歯を押しますが
なかなかの硬さでした。
歯の移動(傾斜)量が少ないので
大したダメージではないのかも知れません。
弾力性のあるワイヤー(針金)を
ボンドで貼り付けるようにして“ギブス固定”をしました。
この歯が今後健やかに長持ちしてくれるのなら
鼻骨骨折の診断と処置を受けるより
先に歯のダメージを救ったことが大きいと思います。
外傷は突然起こりますし
処置についても時間との戦いです。
ムシ歯や歯周病など
予めスケジュールを決めて進められる治療と違い
「一刻も早い」処置が望まれます。
このイレギュラーな治療を
優先せざるを得ない「外傷」の病態を分かって
適切に対処してくれる歯科医療機関は
残念ながら少ないようです。
私は幸いなことに
大学病院口腔外科に在籍していた
卒後約8年弱の間に培うことができました。
以上
今日のブログは2,925日目でした♪
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