『あんな痛い思いをするのは嫌!」
10年前を振り返った患者さんが発せられた
語気は静かでも強い想いをお聞きして
治療の方向性がすぐに決まりました。
こんにちは!
“直す”より“治す”
自然治癒力を最大限に活用させる
“女性専門”の削らない歯医者 年名 淳です
自分の課題(問題)に関して
「やるか?やらないか?」
「やるなら今か?あとか?」
これらの決断は
「自分の納得づくによるもの」が大事ですね。
OODA(ウーダ)ループってご存知ですか?
刻一刻と変化する状況で成果を得るために
現在ビジネスシーンの多くで使われている
フレームワークだそうです。
次の4つのステップを繰り返す手法です。
①Observe(観察:オブザーブ)
↓
②Orient(状況判断、方向づけ:オリエント)
↓
③Decide(意思決定:ディサイド)
↓
④Act(行動:アクト)
置かれた環境に対応して成果が出せたり
「“自ら考えて動く”人を育てる」にも効果的とのことです。
歯に問題を抱える患者さんに対して
普段の私も似た感じのアプローチをしています。
↑
昨日お話しした女性・S様のエピソード続編です。
全く無症状(何もお困りではない)で
治療を急ぐ理由はありませんでした。
そもそもS様が初めて当院を受診されたのは
ちょうど10年前でした。
その時以来
右下奥歯は治療をすることがありませんでした。
当時のレントゲン検査では…
右下奥歯に問題が無くはありませんでした。
当時から根っこの先の黒い影や
それを取り囲むような白く映るエリアもありました。
レントゲン画像での10年間の変化を比べてみます。
この歯について
「治療を受けるか?受けないか?」の選択にあたり
「治療する/しない」それぞれデメリットとメリットを
ご説明してS様とシェアしました。
OODAループに当てはめると…
①Observe(観察:オブザーブ)
↓
②Orient(状況判断、方向づけ:オリエント)
を進めた感じです。
繰り返しになりますが
S様がお困りではないので
「まず問題点があることを知っていただく」
これが第一歩の目的でした。
ところが
S様の口から出たのが
③Decide(意思決定:ディサイド)
でした。
「10年前に初めて“としな”さんへ来たのは
同じような問題があったと思う他の歯が痛んで
抗生物質をもらって痛みがおさまったけど
『ちゃんと治療するべきですよ』と言われて
治療をしてもらって良くなったんです。
あの時と同じ痛い思いをするのは嫌なので
今回は痛みが出る前に治療してほしいです。」
いずれ治療が必要ならば
遅ければ遅いほど「治せない」かも知れません。
初回のセッションでは
「問題点があることを知っていただく」が目的でしたが
あっさり
③Decide(意思決定:ディサイド)
↓
④Act(行動:アクト)へ進み
ご本人が納得づく…
と言うより
S様から望まれて
次回から治療に入ることになりました。
治癒(完治)させられるかどうか?分からない
これが外科的な処置です。
私たちでさえ一抹の不安がある中で
患者さんと私たちが一体となって治療に臨めると
緊張感の中でもお互いに“力を抜いて”進められるので
いい意味で気楽です。
次回の受診時には
治療方針を詳しくご説明することと
歯の温存治療をスムーズに行うための準備処置の予定です。
治療が始まれば
想定内あるいは想定外の症状が出る可能性があります。
その変化に対応するために
適宜OODAループに当てはめて
柔軟に処置方針をアレンジしていきます。
今日は少し聞き慣れない
ビジネス用語も使ってお話ししましたが
公私問わず誰しもが
納得感のある課題解決を誰しも望んでいると思い
引用してみました。
以上
今日のブログは2,916日目でした♪
住所 |
〒595-0024 大阪府泉大津市池浦町2丁目6-29 マップを見る |
---|---|
休診日 | 毎週 木・日曜日・祝日 |
診療時間 |
午前 9:30~13:00 午後 14:00~17:30(土曜日除く) 土曜日のみ(9:30~13:00) |
まだデータがありません。
Profile
噛めない辛さ、歯をなくす不安や「何かしみる」などの歯の悩み、「もうどうしようもない...」と諦めていませんか? 当院はそうした患者さんをたくさん完治させております。 その秘密は、当院独自の診療スタイルにあります。 具体的には
これらによって、「もうどうしようもない」と諦めているあなたの歯を一生懸命治療させていただきます。
プロフィールはこちら