【80歳女性の抜歯で“悩む”歯医者】

“直す”より“治す”

自然治癒力を最大限に活用させる

“女性専門”の削らない歯医者　年名　淳です

今日のブログは、2,815日目♪

今年は梅雨の晴れ間が多いですね。

日中は蒸し暑くても

夜は涼しくて過ごしやすいです♪

↑昨日お話しした

「81歳女性・S様の歯の行方」その続きです。

下あご第2小臼歯が割れている…

既に部分入れ歯をお使いなので

抜歯して人工歯を足せばいいだけです。

いつもにこやかでお元気なS様は

「歳だし歯が減るのはしょうがない」

笑っておられました。

で！

抜歯してみると

根っこの先が細くなっていましたし

歯の質が脆くなっていて

上下に分割して抜くことになりました。

ひと塊で抜きたかったのですが

「パキッ」と音がして

浅い方（2/3）がまず抜けて

深い方が残ってしまいました。

ただ

幸いにもスムーズに取れました。

歯が残ってしまうことを考えれば

スムーズに抜けて良かった。

あとは入れ歯の修理（増歯）です。

普通なら…

年名は普通じゃない…

浅い方を見つめて

「やっぱり再利用は不可能か？」

抜いたところの傷口を見ると

歯ぐきにダメージは無い♪

歯が植わっていた骨も感染度が低い♪

となると…

「アレに挑んでみたい！」

一時的にS様を困惑させたり

不自由な状況になってしまったり

少し気が引けましたが

残りの人生における食生活を考えた時に

「部分入れ歯でしっかり噛める！」

これを維持して差し上げたいので

提案をしてみました。

もう20年以上サポートさせていただいていて

「なんか分かれへんけど

私のために考えてくれているんやろ？

もう前々から任せてるから好きにして！」

そう仰ったのでアレを決行です！

抜歯したのが2022年8月半ばでしたので

アレをしてから10ヵ月経った今

「やって良かった！」と

ようやく結実を確認できました。