“直す”より“治す”
自然治癒力を最大限に活用させる
“女性専門”の削らない歯医者 年名 淳です
今日のブログは、2,786日目♪
新学期が始まって2ヵ月が過ぎようとする時期に
毎年恒例で行われるのが「学校検診」です。
昨日は受け持ちの小学校に
検診しに行って参りました。
実は,,,
「ムシ歯が心配なので早めに歯医者さんへ行ってね」と
校医は言っちゃいけない!
学校での歯科検診で
校医が「歯医者さんへ行ってね」と勧告できるのは
“穴があいた”明らかなムシ歯だけです。
要は「はっきりした『病気』になった歯」だけ
治療勧告書として家庭に知らされます。
「こんなにプラークが残っていると
ムシ歯ができちゃうので
歯医者さんで歯みがきを教わって」
とか
「ムシ歯ができていそうなので
今のうちに歯医者さんへ行って
ひどくならないうちに詰めてもらって」
など
歯科医院に受診された患者さんを
丁寧に診るような扱いと同じにはできないのです。
学校の検診環境では
十分な明るさのライトもなく
唾液(つば)も吸う器材もないので
歯科医院の診療室よりきちんとは診れません。
放っておいてはいけない
「ムシ歯」「歯肉炎」「歯並びの異常」など
明らかな病気を見過ごさないことが学校検診の目的です。
年に一回の「学校検診で『ムシ歯』と言われなかったから」
と言って手放しで安心できないことを
保護者の皆さんには知っていてほしいです。
今週は担当している小学校へ行ってきましたが
ムシ歯の予備軍がいっぱいでした。
歯並びの悪いお子さんも多いです。
「お父さんかお母さんに言って
歯医者さんへ連れて行ってもらってね!」
何人も言いたくなる衝動にかられますが
モヤモヤしながら“お口にチャック”して
毎年帰ってきます。
行政から委託された
「学校歯科医」の役割だからしょうがない…
“街の歯医者”として迎える立場では
「こんなに悪くなる前に来ていれば…」
そう思う機会も日常です。
だから
年に一度は「ちゃんとしたチェック」で
お子さんを受診させてあげてほしいです。
ただし!
ムシ歯は
「早期発見→早期治療」ではなく
「早期発見→定期チェック」で
削らないで済むように健康観を育んだり
早くもなく遅くもないタイミングを図って治療したり
本来やるべきことは意味深いものです。
「学校検診でムシ歯はなかった“から”
歯医者へ行かなくていい」のではなく
「学校検診でムシ歯はなかった“けど”
歯医者でもチェックしてもらおう」と促しています。
6月4日(ムシ歯の日)から始まる「歯と口の衛生週間」に
「年1チェック」してみてはいかがでしょうか?
「ムシ歯があったら1回でサッサと終わらせよう」よりも
お子さんに合ったヘルスケアメニューを提案してもらいましょう。
親としては面倒かも知れませんが
「塾選び」と同じくて一方的に進められるのではなく
自分の子どもに合ったスタイルを考え
提案してくれるところがいいと思いませんか?
「自分に合うプロ選び」は簡単ではありませんが
マッチングできれば後はあまり考えなくていいので楽ですよね。
以上
「開業歯科医」と「学校歯科医」を演じ分ける
一歯医者のつぶやきでした。
ちなみに
歯科医の立場で児童のお口の中を見ると
「親の愛情の度合い」も分かることも多く
学校の非常勤職員として
ネグレクト(育児放棄や虐待)を見つけちゃうこともあります。
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〒595-0024 大阪府泉大津市池浦町2丁目6-29 マップを見る |
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休診日 | 毎週 木・日曜日・祝日 |
診療時間 |
午前 9:30~13:00 午後 14:00~17:30(土曜日除く) 土曜日のみ(9:30~13:00) |
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